「春雨物語(宮木が塚)」検証 其の四

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ところで「雨月物語(浅茅が宿)」にも宮木は登場するが、
この宮木はどこからきたのだろうか?

どうも上田秋成は、宮木を気に入って「浅茅が宿」「宮木が
塚」に宮木という女性を登場させている。

上田秋成の頭の中に浮かんだこの宮木という女性は、どこ
から来て、どうして気になったのだろうか?この宮木を、
少し考えてみる事にしよう。


いや、宮木を調べる前に、遊女に関して調べてみようと思う。
遊女で有名なのは、大阪湾と淀川水系の水運で栄えた
江口の遊女と神埼・蟹島の遊女だ。

「傀儡子記」を書き記した大江匡房は「遊女記」をも
書いている。

傀儡の場合は、男が傀儡廻しや軽業・奇術を行い、女
が売春を営んだのだという。

遊女の場合は、神社で巫女として神に仕えながら歌や
踊りを行っていたが、後に神社を去って諸国を漂泊し、
宿場や港で歌や踊りをしながら一方で性も売る様にな
ったもののようだ。

それと傀儡子から女だけで分化して歌女になったもの
が遊女にもという事らしい。
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by stavgozint | 2007-10-02 05:54 | 「宮木が塚」
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