カテゴリ:遠野の桜( 8 )

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世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

「古今和歌集(在原業平)」


世の中に桜というものがなかったなら、春に桜はいつ咲くだろうかとか、
雨風で散ってしまわないだろうかなどと心乱されることはないだろうに 。
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世間一般での解釈は、上記のようになっているが、古代…花といえば
桜であり、また女性を指したものだった。つまりこの、在原業平の歌は
自らの恋心の切なさを詠ったものだと考える。

春は、恋の季節でもある。その中にあって美しく咲き誇る桜の花に出会
い、心奪われ、そして散りゆく桜に涙するのは、男女の切ない別れを詠
っているのだろう。

ここまで心が切なくなるならば、初めから桜など、この世に無くても良い
のに!という切望。それだけ心かき乱す桜であり女性というものは、別れ
が待っているのならば、初めから出会わない方が幸せなのだろう…。
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by stavgozint | 2009-05-29 08:59 | 遠野の桜

「冬の山桜」

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冬の夜 花は咲かねど 山桜  吹雪まとうは 春の幻惑
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by stavgozint | 2009-01-16 09:11 | 遠野の桜

夜霞桜

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花盛り 終わりを告げる 夜霞は 命つきると 嘆きの衣
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by stavgozint | 2008-05-13 13:40 | 遠野の桜

時の綺羅

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春の綺羅 ただひとときに 花咲かし 心うばいて めぐり流るる
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by stavgozint | 2008-05-09 06:38 | 遠野の桜

闇桜

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春の夜の闇にあらがう山桜 命ともさば明日枯れにけり
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by stavgozint | 2008-05-02 21:34 | 遠野の桜

夕暮れの桜(赤は赤に死す)

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春桜 赤々なりし 夕暮れは うす桃色を 殺して染めぬ
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by stavgozint | 2008-04-21 15:53 | 遠野の桜

桜散りゆく

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儚かな咲きぬる桜のひとひらが 舞い降りゆかむ春の嵐の
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by stavgozint | 2007-05-08 10:53 | 遠野の桜

夜桜

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闇の奥匂ふが如し夜桜の

        まかりしゆかむ黄泉のあだ花

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by stavgozint | 2007-04-23 21:46 | 遠野の桜